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>2015年冊子版 CSR・社会環境報告書 | 日本製粉株式会社

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(2)

● わたくしたちは、わたくしたちの商品とサービスを  通じて、お客さまと感動をわかちあいます。

● わたくしたちは、現状に満 足することなく、つねに  改良、改善、そして改革に挑戦し、新しい時代を きりひらきます。

● わたくしたちは、一人ひとりの力が最大限発揮でき、 成 果が正しく評 価される環 境を作り、その中で  持っている力をだしきります。

● わたくしたちは、社会の良き一員として、正しい行動を  とりつづけます。

● すべてのお客さまに安全で高品質な商品・サービスを

 提供しつづけます。

● 常にお客さまの信頼を得られるように日々努力を   つづけます。

● 常にチャレンジ精神を持ち、成長しつづけます。 ● 安全に働ける職場環境を確保すると共に、個々の  従業員の人格、個性を尊重します。

● 高い倫理意識を持ち、法令を遵守します。 ● 環境問題に真摯にとりくみます。

● 国際社会の一員として、国内外の地域発展に努め  ます。

 日本製粉(ニップン)は、すべてのお客さまから信頼される企業として、力強く成長しつづけます。  すべてのお客さまに、ご満足いただけるように日々努力をし、関係するあらゆる分野で、競争力のある、 もっとも優れた商品とサービスを提供し、社会に貢献しつづけます。

わたくしたちの理念

行動規範

日本製粉(ニップン)の使命

日本製粉

(ニップン)の使命

わたくしたちの理念

行動規範

(3)

 日本製粉株式会社は、ステークホルダーの皆さまとのより良い コミュニケーションを図るため、「社会・環境報告書」を発行して いましたが、当社の CSR の取り組みを体系立てて、よりわかりや すくお伝えするために、本年度より「CSR 報告書」として発行します。  2015年度は、当社の CSR 活動の成り立ちと今後の活動に ついて座談会を行い、特集として掲載しています。

 「CSR 報告書」は、ステークホルダーの皆さまの関心度が高いと 特定された CSR 重要課題を中心に掲載している冊子版と、関連 情報などを掲載した Web版を併用し、あわせて「フルレポート」の 形をとることで情報の網羅性に配慮しています。

 日本製粉株式会社および当社の製造部門を分社化した ニップン冷食株式会社、オーマイ株式会社。

 環境パフォーマンスデータについては、Web サイトに対象組 織の一覧を掲載しています。

 本報告書は、「日本製粉株式会社とその関係会社」 (日本製粉グループ)の過去と現在の事実だけでなく、 将来に関する予測・予想・計画なども記載しています。 これらの予測・予想・計画は、記述した時点で入手 できた情報に基づいているため、これらには不確実性が 含まれています。従って、将来の事業活動の結果や将 来に惹起する事象が、本報告書に記載した予測・予想・ 計画とは異なる可能性があります。読者の皆さまには、 この点をご承知いただき、本報告書をお読みください。  なお、日本製粉グループおよび関係者は、予測・予想・ 計画と異なる事象が発生した場合においても、なんら責 任を負うものではありません。

経営の基盤、社会的側面および環境的側面

● GRI(Global Reporting Initiative)

 「サステナビリティ・レポーティング・ガイドライン第 4版」

● 環境省「 環境報告ガイドライン(2012年版)」

編集方針

対象組織

対象分野

参考にしたガイドライン

2015年10月(次回:2016年10月予定)

発行日

WEB当社のCSR活動はホームページでも紹介しています。 http://www.nippn.co.jp/csr/

将来に関する予測・予想・計画について

CONTENTS

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4

8

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WEB CSR 報告書「Web版」http://www.nippn.co.jp/csr/report/

日本製粉(ニップン)の使命・わたくしたちの 理念・行動規範

第三者所見 目次・編集方針

トップメッセージ

ニップンの考える CSR

● コーポレートガバナンス

● コンプライアンス /リスクマネジメント

●お客さまとのかかわり

●お取引先さまとともに

● 株主・投資家さまとともに

● 従業員とともに

●環境方針/環境目標と行動目標 ●活動ダイジェスト

●地域社会とのコミュニケーション

特集

経営の基盤

社会と日本製粉

地球環境と日本製粉

地域社会と日本製粉

(4)

日本製粉グループは、食を通じて、皆さまの健康と

子どもたちの笑顔あふれる社会づくりに貢献してまいります。

トップメッセージ

代表取締役会長 代表取締役社長

日本製粉グループは、食を通じて、皆さまの健康と

子どもたちの笑顔あふれる社会づくりに貢献してまいります。

トップメッセージ

 日本製粉は、来年創立120周年をむかえますが、これまでの 長きに渡り、食を通じて、皆さまの健康と子どもたちの笑顔 あふれる社会づくりに貢献してまいりました。

 当社グループは、変化の激しい先行き不透明な事業環境に 鑑み、これまでの中期的な事業計画に代えて、従来の基本施 策を踏襲した単年度の経営基盤強化方針により持続的成長へ の挑戦を続けています。 2015年度は具体的経営戦略として、 ①変化する事業環境への対応を前面に、②ローコストオペレー ションの推進、③ 事業構造 ・ 事業ポートフォリオの再構築、

④グループ全体最適経営の推進、⑤CSR経営の推進、の5項 目を推進していくことで、お客さまや社会から高く評価される、 グローバルで存在感のある多角的食品企業をめざしています。

 現在、世界はグローバル化の進展、低炭素・高効率エネル ギー社会への転換、少子高齢化社会の到来など、これまでに 経験したことがない多くの課題に直面しています。こうした中で 企業が存続していくためには、その活動ステージである社会が 持続可能であることが大前提になります。持続可能な社会に おいて、その一員たる企業は 「資源・食糧の確保」 「経済の 成長」 「地球環境の保全」 という3つの課題を同時に調和させ ることが求められます。こうした時代の大きな変化を当社グルー プは的確に捉えてより積極的に対応するために、CSRを経営

戦略の重要な柱と位置付けています。

 当社グループのCSR活動としての原点は、1996年の創立

100周年の時にユニセフに対する家庭用小麦粉 「イーグル」 「ハート 」 の記念キャンペーン「100gの愛を」の実施による寄 付金の贈呈に遡ります。その後、当社はCSRの推進体制の 整備を進めながら、CSRに関する取り組みを拡げてまいりました。  2000年に「環境報告書」を発行し、2004年から 「社会 ・ 環境報告書」を発行し続けてから10年の節目にあたり、当社 グループは従来のCSRの取り組みを一歩進めて企業経営の中に 実効性を持って取り込んでいくことへの決意の表れとして、マテ リアリティやステークホルダーの再確認やCSR目標の設定・ 自己評価を実施することにより、「CSR報告書 2015」へと名実 ともに誌面の一新を図りました。

 いま当社グループのCSRは、その根底に企業理念を据え、 「企業理念の実現活動推進」、環境教育を含む 「CSR教育の 推進」、全ステークホルダーへの「積極的かつタイムリーな情報 発信とコミュニケーションの強化」、お客さまとの連携を強くする 「事業継続計画(BCP)の強化」、地域コミュニティと生物多様 性のための「ニップン四季の森に於ける植樹活動」、お客さまや お取引先さまとの関係を高める 「CSRサプライチェーンマネジメ ントの推進」 「安全で健康的な職場環境づくり」 や 「女性の活

(5)

司会:

今回「CSR報告書」に 移行するにあたり、貴社のCSR 活動への思いと、その根幹となる CSR理念をお聞かせください。

司 会:

その後、CSR活動の展開はどのような経過を 辿ったのでしょうか。

関根:

当社のCSR活動の原点は、 1996年に迎えた創立 100周年の 際、記念事業の一環としてコミュニ ケーションネーム NIPPN(ニップン) とロゴマークを設定し、「100gの愛 を」というキャンペーンを実施した時に 遡ります。このキャンペーンは、デ ザインを一新した、家庭用小麦粉 「イーグル」 「ハート」 の袋に印刷された NIPPN のロゴマークを 送ると、当社がお客さまに代わってユニセフへ寄付金を贈呈す るというもので、当時の社長の澤田(現会長)が当社らしい 社会貢献は何かということを熟慮のうえユニセフを通した子ども たちへの支援を決定しました。21世紀のスタート時に、コーポレー トマークを「NIPPN」として統一し、新たに発表した経営計画の 第4フェーズ、「経営基盤強化のための全社的再構築」の中で、 企業理念と環境方針が制定されました。企業理念は、「日本 製粉(ニップン)の使命」と「わたくしたちの理念」の2文に謳われ ています。「使命」のキーワードは「信頼」「成長」「顧客満足」

佐藤:

2003年 9 月に行動規範や CSRマネジメントシステム運営要領 など、CSR に関わる社内規程を 制定し、CSRに対する取り組みを 全社的に展開することを公表しまし た。2002年にスタートした当社初 の 「中期経営計画」にも、「社会の 良き一員として共生」 が主要戦略の 一つとして掲げられました。CSRという言葉を使い始めたのも、 世間に先駆けたかなり早い時期からです。

南:

澤田社長(現会長)はかねてより 企業の哲学や使命を定めておくべき との考えを持っており、それまで最 優先に取り組んできた経営基盤の 強化が進展したことを受けて、これ らの企業理念が制定されました。

 

「食を通じて人々の健康と、子どもたちの笑顔あふれる社会に貢献する」という考え方は、日本製粉がCSR 活動を

始めた当初から現在まで、脈々と受け継がれてきています。当社の CSR の歴史を振り返りながら、活動の根底に

ある「社会貢献」 への思いについて、座談会を行いました。

総務部  法務グループ主幹 

佐藤 吉郎

経理 ・ 財務部  IR室主幹 

久保 貴子

広報部  第1チーム   

河野 舞 取締役執行役員

IT、 CSR担当  経理・ 財務部長

関根 昇

経営企画部  情報資料センター 

チームマネジャー 南 恒一

人事 ・ 労務部  勤労グループ主幹 

常盤 洋之

KPMGあずさ サステナビリティ

株式会社   加藤 祥子 生産 ・ 技術部本部 

生産 ・ 技術部  安全・環境推進室主席 

内山 信俊

ニップンの考える

CSR

人々の健康と、子どもたちの笑顔あふれる社会づくりへの、食を通じた貢献

『ニップンのCSR活動の

原点とは?』

「競争力ある優れた商品」「社会貢献」で、「理念」のキーワード は 「お客さまと感動を共有」 「改革への挑戦」 「能力を最大限発 揮できる職場環境」 「社会の良き一員として共生」。まさにニッ プンのCSRの原点がここにあります。

特集

(6)

バリューチェーンと当社が考える主要なステークホルダー

『環境活動のひろがり』

地球環境

『CSR活動への発展』

司会:

貴社の環境活動は一般的に見ても早い時期から 始まりましたが、当初、社内の反応はいかがでしたか。

司会:

貴社はこれまで注力してきた環境分野に加え、 徐々に社会側面の活動にも強化 ・ 充実されてきましたね。

司会:

貴社の主要なステークホルダーが、「社会 ・ 環境 報告書 2005」 で初めて示されていますが、どのようにし て特定されたのですか。

司会:

貴社CSRのマテリアリティ(重要課題)の特定の 考え方をお聞かせください。

司会:

それではまずは、「株主 ・ 投資家さま」 についての お取り組みをお聞かせください。

内 山:

当社では、1998年に環境 委員会が初めて開催され、環境方 針の制定や環境マネジメントシステ ム規格 ISO14001の認証取得の 準備を進めました。中央研究所が 製粉業界で初めて取得するなど、 ISO14001の認証取得に力を入れ るなか、「エネルギー使用量(温暖化 効果ガス排出量)削減」と「廃棄物等排出量削減」を課題 に掲げ、解決に向けた取り組みを進めてきています。しかし、 当社は製造業の中では比較的環境負荷が少なく、社内の 意識は部署間で温度差がありました。そこで、当時「環境会計」を 導入する際に、全国各地の事業場に出向き、直接説明しました。 この全国行脚で従業員の環境意識が高まったことが、後の環境

監査の下地づくりに活かされました。

久 保:

2000年にIR室が設置され て以来、機関投資家さまとは 「機関 投資家向け決算説明会 」 や 「個別 面談 」 を積極的に実施し、会社概 要から決算状況、新商品情報、CS Rの取り組みまでの多様な質問にお 答えしています。個人投資家さまに は、「会社説明会」や「料理教室」な どを行っていますが、コミュニケーションがとれる貴重な機会 ですので、会場では直接対話に努めています。いただくお声は、 説明資料の改善や、「株主さま向け料理教室 」 の夕方の時間 帯での開催など、取り組みに反映させています。

佐藤:

当社グループが考えるCSRの中核課題とステークホル ダー特定の原点は、2000年の 「日本製粉(ニップン)の使命 / わたくしたちの理念」 で、2003年の 「行動規範 / 行動指針 / 綱領」 制定過程で完成しました。ステークホルダーについては、 当社グループのバリューチェーンに近く、また企業価値に与える 影響度の大きさから優先度を付け、「お客さま」「お取引先さま」 「株主 ・ 投資家さま」「従業員」「地球環境」「地域社会」の 6 つ を選定しています。

関 根:

これまで重要としてきたステークホルダーについて、 今後取り組むべきCSRの課題を踏まえ、国際機関等の指針や GRIガイドラインなども参考にし、今回改めて見直しを行いまし た。その結果、当社グループが持続的な成長を遂げていくた めには、やはりこれら6つが重要ということが、「CSR部会」で 検証されました。

関根:

CSRのマテリアリティは、既に「CSRマネジメントシステ ム運営要領(2003 年制定)」 の中で、①持続的成長をするた めの企業活動、②品質の商品・サービスの提供、③ステーク ホルダーの信頼獲得、④職場環境作り、⑤法令遵守および 内部統制、⑥ 環境保護への取組み、⑦国際社会・地域社 会への貢献、の 7つが示されていました。「CSR報告書」への 移行にあたり、バリューチェーン各段階でステークホルダーの 関心が高く、その意思決定に大きな影響を与えるような課題に ついて、解決に向けどのように取り組んでいるかの説明責任を 果たす前提で、ISO26000 の中核主題フレームワーク、専門 家の意見、各ステークホルダーへのアンケート結果、他社事例 など、さまざまな視点を踏まえ再検討しました。その結果、従前 通りの内容を重要課題として継続することになりました。

関根:

CSR活動の社内推進体制整備は、2003年1月に 「CSR委員会」を設置したことに始まります。その後、2006年 10月に「CSR委員会」は「社会 ・ 環境委員会」に組織変更され、 その下部組織に「CSR部会」と「環境部会」が設けられ今日にい たっています。

内山:

情報開示では、2004年まで毎年発行(2001年のみ 欠号)してきた「環境報告書」の最後の号で、初めてCSRへの 取り組みを開示しました。その後「社会 ・ 環境報告書」に移行し、 開示レベルのアップに取り組んできました。

行 政機関

マスコミ

株主・投資家さま NPO・NGO

各地域社会の環境・住民 従業員

お取引先さま お客さま

原料

調達 商品開発・製造 出荷物流 販売 消費 リサイクル廃棄・

(7)

『活動を通して見えるニップンらしさ』

司会:

「従業員」についての取り組み状況はいかがでしょうか。

司会:

「食の安全 ・ 安心」 の実現を第一に考えている 食品企業としてCSR活動の浸透により、この分野での 社内管理体制も強化されてきたのではないでしょうか。

司会:

それでは次に、貴社の社会性についての取り組 みについてお聞かせください。

常盤 :

人事 ・ 労務部では、従業員 がイキイキと働ける職場づくりと、一 人ひとりの能力を育成 ・ 発揮する ための支援を行っています。 昨今 はワークライフバランスや、健康経 営といった言葉をよく耳にしますが、 働き方が大きく変わろうとしているの だと感じており、当社においても労 使による就業効率向上委員会を毎月開催して、長時間労働な ど従来の働き方の見直しを進めています。また、従業員の健 康増進の面から、「全国スポーツ大会」を開催し、昨年は全国 から約 200名が参加しました。

河野:

「食の安心」では、私が所属 する広報部の 「お客様センター」 が 頑張っています。健康志向の高まり で、「アマニ」に関して、前年の倍以 上のお問い合わせがあります。部内 電話が鳴りっぱなしの状態ですが、 一つひとつ丁寧にお答えしお客さま にご安心・ご満足いただけるようにし ています。毎日いただくさまざまなお問い合わせやご相談は、もう 10年以上も継続している「CS検討会」で、開発・ 品質管理など の部門に共有されています。

南:

既にお話をしたユニセフへの支援活動は、「職域募金」 「クリック募金」 「ご当地アイデア料理コンテスト」 などいろいろな 支援をしていて、 2015 年3月末時点で、支援総額累計、 6,400万円を超えました。ユニセフ支援を選んだ理由は、やは り子どもの笑顔は万国共通の宝だからです。世界中のより多く の子どもたちが健やかに成長できるようにとの願いがあり、また その子どもたちを中心に多くの人が参加できる企画を通した支援 が大切だと考えたからです。

南:

最近はイベント的な企画が多かったため、20年目の節目に 「支援の原点」に戻り、長く続けていけるものを考えたいと思って います。また職域募金への参加を継続的に呼び掛けていきます。

常盤:

ユニセフ支援に限らず、当社はやる時には素早く思い 切った行動で支援すべきことを地域社会のために為すという姿勢 を持っていると思っています。阪神・淡路大震災が発生した際は すぐに、神戸市に救援物資約 5万食を寄付し、義捐金 500万円 も贈呈しています。同年年末には当社の神戸工場跡地を復興

住宅用地として兵庫県などに売却しています。

久保:

私も入社以来、職域募金でユニセフ募金を続けてい ます。美味しいものを口にした時の子どもの笑顔が世界中で 絶えることがないよう願っています。

常盤:

先日、社外の会合で当社のユニセフ支援が話題になり、 とてもニップンらしいと言われました。 約20 年間の支援実績が

当社イメージの一部にまでなっているというと大げさかもしれませ んが、世間からそのように見てもらっていると実感しました。

内山:

「食の安全」では、2001年4月に外注先への指導を目 的とした品質管理部( 現、品質保証部 )が、2005年4月に グループ内の生産部門の指導を目的とした品質管理室(現、

安全・環境推進室)が生産・技術本部内にそれぞれ発足してい ます。今日までに開発本部商品開発部での原材料検査も加わ り、当社グループの衛生管理基準や製造工程管理基準を遵 守し、「食の安全」の徹底をめざす体制が整備されてきています。 製造部門を持つグループ会社に対し、随時、安全査察を実施し、 物流会社にも改善要請を行っています。

第 11 回全国スポーツ大会

(8)

司会:

どちらの震災でも貴社は被災企業でありながら、 地域社会への支援も忘れないという姿勢は本当に素晴ら しいですね。また、どちらの震災時も製品供給を絶やさ なかったとのことですが、供給責任を果たすという貴社ら しいCSRの一例ですね。

河野:

ニップンらしさのある CSRと言えば、やはり「食育」も 挙げられると思います。具体的には 「爲末大学食育学部」 「中学 ・ 高校生の企業訪問学習の受け入れ」 「親子パン教室」 「ヒマラヤ小学校自立の夢募金」など数多くあります。中学生の 企業訪問学習で講師をしたのですが、わかり易く説明するのは なかなか難しく、納得した表情を見た時には 「ヤッタ!」 という感 じです。また試食時の満面の笑顔には本当に癒されます。

関根:

今回のCSR目標や実績の確認を通して、日々のCSR 活動の重要性を改めて思いました。次年度以降目標を徐々に 上げてレベルアップをめざしたいと思います。 具体的には、 公正で透明性の高い経営を推進して企業価値の向上を図り、 また事業継続計画を意識したリスク対策なども強化していきた いと考えています。当社の事業はそれほど環境負荷が大きくは ありませんが、「環境配慮商品の開発」など、すべきことを着実 に実行したいと思います。「ユニセフ支援」や「食育支援」などは 身の丈に応じてしっかりと継続していきたいですね。そして、変 化する環境に適合できるようなさまざまな改革に取り組みながら 事業基盤を強化し、存在感のあるグローバルな食品企業へと、 会社を持続的成長路線に乗せていきたいと思います。

『ニップンらしいCSR活動の今後の展開』

司会:

「CSR報告書」への移行で、今後貴社のCSR活 動の更なる発展 ・ 充実が期待されます。次年度以降の 展開についてお聞かせください。

関根:

東日本大震災の時にも、すぐにトマト缶 ・クルトン ・ 精米 などのグループ各社の商品を救援物資として提供しました。ユニ セフにも協力し総額約 300万円を寄付するなど、グループを挙げ て素早い対応を取っています。

創立100周年記念

ユニセフ支援キャンペーン 第6 回「爲末大学食育学部」の様子 ニップン賞 「しょうらいのゆめ」ユニセフ支援 第 7 回 「夏休み!子ども絵画コンクール」

(9)

ニップンのCSR

ステークホルダーの皆さまにより高い価値を提供することを通じて、

社会全体の持続的発展に貢献します。 

C S R

社会・環境委員会 委員長:CSR担当役員

CSR部会 環境部会

監査役 取締役会

社長

企業倫理 法令遵守 内部統制

品質管理 適正な食品表示 顧客満足(CS)向上

環境マネジメントシステム 温室効果ガス排出抑制 廃棄物の抑制・資源循環

環境コミュニケーション

サプライチェーン・ マネジメント

公正な取引

経済的パフォーマンス 情報開示 労働安全衛生

雇用創出・雇用維持 食育 社会貢献

お客さま

株主・投資家さま

地球環境 従業員

地域社会

お取引先さま

(原料・商品仕入先)

 日本製粉グループは、総合食品メーカーとして「お客さまに ご満足いただける競争力のある、もっとも優れた商品とサービ スを提供し、社会に貢献しつづける」ことを企業理念とする企 業グループです。

 事業を遂行するなかで、「お客さま」「お取引先さま」「株主・ 投資家さま」「従業員」「地球環境」「地域社会」により高い価 値を提供することを通じて社会全体の持続的な発展に貢献して いくこと、そしてその活動を開示、説明しながらコミュニケーション を通じて相互に理解を深めていくことが当社グループのCSRです。

 当社はCSRを企業の重要な経営課題の一つであると認識 し、具体的な経営方針やその施策の中にCSR活動の推進を

取り上げています。

 当社は、ステークホルダーの皆さまからの信頼を獲得するべく、 「日本製粉(ニップン)の使命」と「わたくしたちの理念」を

踏まえ、CSRの観点から当社のめざす姿を示した「行動規範」 とその具体的な指針として「行動指針」を策定し、CSR活動 への役員および従業員の積極的な取り組みを推進します。

 当社は、優れた商品・サービスを提供するだけではなく、 商品の安全性確保や環境保護、人権擁護、適正な労働慣 行の実践など、さまざまなステークホルダーの皆さまに対する 「企業の社会的責任(CSR)」を着実に果たすべく「社会・

環境委員会」を組織しています。

 「社会・環境委員会」は、行動規範・行動指針改訂の起案、 CSR活動計画の立案、行動規範・行動指針への重大な

違反が発生した場合の対応などを役割としています。  当社グループの事業は多くのステークホルダーとかかわりなが

ら成り立っています。

 当社グループが持続的な成長を続けていくためには、ステー クホルダーの皆さまからの期待に応えていくことが不可欠である と考えます。

 主要なステークホルダーを「お客さま」「お取引先さま」「株主・ 投資家さま」「従業員」「地球環境」「地域社会」と捉え、ステー クホルダーの皆さまの信頼を得られるよう努めます。

 当社は、CSR活動を推進するうえでの、基本的な概念として、 「日本製粉(ニップン)の使命」と「わたくしたちの理念」を定め

ています。

 「日本製粉(ニップン)の使命」は、社会に対して当社が果た すべき使命を示したものであり、「わたくしたちの理念」は、当社が 企業として発展を続けるためにあるべき姿を示したものです。

日本製粉グループの CSR

CSRの基本方針

CSRマネジメント体制

ステークホルダーとのかかわり

日本製粉(ニップン)の使命とわたくし

たちの理念

(10)

CSR活動の目標・実績・評価

ニップンのCSR

C S R

)さ

社会から信頼 され続ける健全 な 経営体制の 維持

安全で安心な 商品づくりに よる顧客満足 の追求

公正な競争 と取引

株主・投資家 さまとのコミュ ニケーション 強化

人権の尊重と 働きやすい 職場づくり

人と環境の調 和をめざした 企業経営

地域および社 会とのコミュニ ケーション強化

組織統治

組織統治 公正な事業慣行

組織統治

消費者問題

公正な事業慣行

人権 環境 公正な事業慣行

組織統治

人権

労働慣行

環境

コミュニティへの 参画及びコミュ ニティの発展

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー                        

項目 ISO26000中核主題 中長期目標 2014 年度の活動目標 CSR基本方針に沿った企業活動の推進

 コーポレートガバナンスとコンプライアンス推進による  企業価値の向上

 BCP(事業継続計画 )の充実による リスクマネジメントの徹底

 中期経営計画又は単年度経営基盤強化方針による経営

 フードディフェンスや食品・安全、  品質マネジメントによる安全管理の徹底

 

 お客様ニーズへの確実な対応に基づく、  CS(顧客満足)の向上

 物流安全の徹底

 適正な調達活動の推進

 適時 ・ 適切な情報開示

 株主さま向け企画と実行

 多様な人材の採用 ・ 育成 ・ 登用

ワークライフバランスの促進および従業員の 健康保全の推進

 グループ全社(当社および国内外連結子会社)の  CO2排出量を 2020 年度に 2005年度比 3% 削減

 廃棄物等の再資源化率の向上、 グループ全社(当社および 国内連結子会社)の再資源化率を 2015年度に99%以上  環境配慮商品の開発等を通した、環境保全に対する 積極的な活動の展開

 積極的な情報開示による、CSRコミュニケーションの強化

 地域コミュニティへの参画  社会貢献活動 

教育文化活動を通した社会 ・ 貢献活動

 ● 社会 ・ 環境委員会(CSR 部会・環境部会)の活動推進

 ● 2015年度のCSR目標とKPI(主要指標)の設定

 ●公正で透明性の高い経営の推進を図る

 ●公正で透明性の高い経営推進を目的にしたグループ会社の   新任取締役研修の実施

 ●BCPを意識した防災訓練の実施

 ●2014 年度に於けるCSR 経営の推進

 ●安全査察の実施

 ●フードディフェンス規定の見直し

 ●ISO、 FSSC の認証を維持継続

 ●HACCP、 AIB の手法を活かした工場管理の推進

 ●物流段階での品質管理の徹底

 ●CS 検討会の実施

 ●食品表示法施行へ向けた準備の推進

 ●お客さまの意見を取り入れた商品の改良

 ●HPや冊子 ・ 説明会等を通じたお客さまとの   コミュニケーションの強化

 ●消費者庁等の官公庁、 ACAP(消費者関連専門家会議)や日本ヒーブ協議会など    消費者関連団体・業界団体と、 消費者行政の情報収集や当社のCSを高める    施策策定のために定期的に意見・情報交換を実施。料理教室でCS向上を図る

 ●個人情報保護方針の徹底

  保有する個人情報の開示 ・ 訂正 ・ 削除の申請への対応

 ●配送車両に関わる安全会議の開催

 ●購買基本方針の徹底、仕入先と委託先の評価 ・ 指導 ・ 選定

 ●グリーン調達およびCSRアンケートの実施

 

 ●「IR基本方針」 と 「IR 活動指針」 の徹底

● 株主優待、料理教室、展示会、アンケート等の実施

 ●女性活躍推進施策の策定

 ●障がい者雇用の推進

 ●就業効率向上運動の推進

 ●次世代法第 4 期行動計画の策定および推進

 ●従業員の健康保全の推進

 ●省エネルギーの推進、 CO2排出量の削減

 ●物流におけるエネルギーの使用に係る原単位で前年度比1%減

 ●廃棄物の再資源化率向上と排出量の抑制

 ●適正に再資源化できる処理業者の選定、分別処理の徹底

 ●環境配慮商品の開発、 化学物質の安全管理の徹底、 生物   多様性の保全、 環境リスク低減、 環境会計、 環境教育、 ほか

 ●「社会 ・ 環境報告書2014」 の製作および開示

 ●「CSR 報告書 2015」 製作の準備

 ●地域活性化活動への参画

 ●ユニセフ支援活動の推進

 ●爲末大学 食育学部など食育推進活動、スポーツイベント協賛

注) ●FSSC 22000 は、食品安全マネジメントシステムの国際規格である ISO 22000 と、それを発展させた ISO/TS 22002-1(または ISO/TS 22002-4)    を統合し、国際食品安全イニシアチブ (GFSI) が制定したベンチマーク承認規格。     ●HACCPは、原料の入荷から製造・出荷まで、すべての工程において危害を予測し、その危害を防止するための重要管理点(CCP)を特定して、その      ポイントを継続的に監視・記録し、異常が認められたらすぐに対策をとる手法。

  ●AIB フードセーフティ(GMP)監査 ・ 指導システムは、製品製造および管理のための食品安全環境を整えるために、AIB が確立したシステム。主に       GMP(適正製造規範)について現場中心に点検する。潜在的な食品への危害を取り除くことが目的。  ステークホルダーの皆さまに高い価値を提供し、社会全体の持続的な発展に貢献する

ために、右記の 7 つの CSR 重要課題を特定し、重点的に取り組みを行っています。

●持続的成長をするための企業活動 ● 高品質の商品・サービスの提供  ●ステークホルダーの信頼獲得 ●職場環境づくり ●法令遵守および内部統制   ●環境保護への取り組み ●国際社会・地域社会への貢献

(11)

CSR活動の目標・実績・評価

ニップンのCSR

C S R

◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ 評価

2014 年度の活動実績 2015年度の活動目標

 ●CSR 部会 3 回、環境部会 2 回の開催

 ●2015 年度の CSR 目標とKPI(主要指標)の設定

 ●公正で透明性の高い経営の推進。

 ●グループ会社の新任取締役研修を実施

 ●「社会 ・ 環境報告書 2014」 の発行

 ● 安否確認システムの登録推進と訓練の実施

 ● 災害発生時に備えた通信手段の複数確保への取り組み

 ●2014 年度経営基盤強化方針に於ける CSR 経営の推進

 ● 安全査察を 13 事業場(グループ会社含む)に対して実施

 ● フードディフェンス規定の見直しを行い、9 月に発効して運用開始

 ●ISO、 FSSC の認証を 12 社(グループ会社含む)で維持継続

 ●全事業場で HACCP、 AIB の手法を活かした工場管理の推進

 ● 物流段階での品質管理を実施

 ●CS検討会を毎月実施

 ● 新しい食品表示基準への対応

 ●「アマニ油」 のキャップとパッケージをリニューアル

 ●HPの「お客様センター」 の情報を随時更新  ●広告に関する自主基準の遵守

 ● 工場視察、ACAP(消費者関連専門家会議)・ 日本ヒーブ協議会・消費者庁等との   研修 ・ 意見交換等を50件以上実施。料理教室を全国で年間600件以上実施

 ● 保有する個人情報の開示 ・ 訂正 ・ 削除の申請に対する対応の訓練を実施

 ● 配送車両に関わる安全会議を年間 6回開催

 ● 購買基本方針の遵守、仕入先と委託先の評価 ・ 指導 ・ 選定   外注先35件に対し、評価判定および指導を実施

 ● アンケートの内容をCSR全般に改訂し主要お取引先さま46社に実施

 ●機関投資家向け決算説明会資料などの Webサイトへの掲出

 ●個人投資家さまからの資料請求への対応

 ●機関投資家さまとの個別ミーティング実施

 ●アンケートの実施、料理教室4 回開催、個人投資家向け会社説明会2回開催、   機関投資家向け決算説明会2 回開催、株主優待情報誌3誌掲載など

 ●女性活躍推進に関してACAPや日本ヒーブ協議会の活動に参加  ●障がい者雇用の法定雇用率の達成

●労使による就業効率向上委員会を毎月開催

●社内報の特集で制度を周知

●第11回全国スポーツ大会の実施(従業員238名参加)

●CO2排出量は、2005年度比 1.3%程度削減

● 物流におけるエネルギーの使用に係る原単位は、前年度比 4.6%程度減

● エコシップマーク・GPN 輸送マークの継続

● 廃棄物等の再資源化率は 98.3%程度、 ゼロエミッション達成19事業場、 リサイクルループ継続

● 環境配慮商品の開発、 環境監査3回実施、 生物多様性調査実施、トキ保護活動に寄付、    ニップン四季の森植樹、 PEFC紙使用、 環境会計の集計、 PRTR法対象物質の適正管理ほか

● 「社会 ・ 環境報告書 2014」 の製作および開示

● 「CSR報告書2015」 製作の準備

● タイ赤十字・ヒマラヤ小学校等へ寄付、工場見学の実施、学校での料理教室の実施など

● 子ども絵画コンクール主催、 TAP PROJECT、 ラブウォークなどへの協賛

● 爲末大学 食育学部、 水泳連盟、マラソン大会協賛、日本・トルコ協会支援、 訪問学習   等の受け入れ、 栄養改善普及会(食品と栄養のミニ移動教室、 食物実技講習会)

 ●CSR部会3回、環境部会4回の開催

 ●2016年度のCSR目標とKPI(主要指標)の設定

 ●公正で透明性の高い経営の推進継続

 ● コーポレートガバナンスコードへの対応

 ● BCPを意識したリスク対策の強化

 ●災害発生時に備えたオフィス設備の整備への取り組み

 ●2015 年度に於けるCSR経営推進の継続

 ●安全査察の継続実施

 ● 安全査察の中でフードディフェンス規定(見直し後)の定着を図る

 ●ISO、 FSSCの認証を維持継続

 ●HACCP、 AIBの手法を活かした工場管理の推進

 ● 物流段階での品質管理徹底の継続

 ●CS検討会実施の継続

 ● 新しい食品表示基準への対応継続

 ● お客さまの意見を取り入れた商品の改良を継続

 ●HPや冊子 ・ 説明会等を通じたお客さまとのコミュニケーションの強化を継続  ●広告に関する自主基準遵守の継続

 ● 消費者庁等の官公庁、 ACAPや日本ヒーブ協議会など消費者関連団体 ・    業界団体と、 消費者行政の情報収集や当社のCSを高める施策策定のために    定期的に意見 ・ 情報交換を継続

 ● 個人情報保護方針の徹底継続

 ● 保有する個人情報の開示 ・ 訂正 ・ 削除の申請への対応継続

 ● 配送車両に関わる安全会議の開催継続

 ● 購買基本方針の徹底、仕入先と委託先の評価 ・ 指導 ・ 選定の継続

 ● CSRアンケートの実施継続

 

 ●「IR基本方針」と「IR活動指針」 徹底の継続

 ● 株主優待、 料理教室、 展示会、 アンケートなどの実施継続

 ● 女性活躍推進の継続

 ● 障がい者雇用の推進継続

 ● 就業効率向上運動の推進継続

 ● 次世代法第4 期行動計画の推進継続

 ● 従業員の健康保全の推進継続

 ● 省エネルギーの推進、 CO2排出量の削減

 ● 物流におけるエネルギーの使用に係る原単位で前年度比1%減

 ● 廃棄物の再資源化率向上と排出量の抑制

 ● 適正に再資源化できる処理業者の選定、分別処理の徹底

 ● 環境配慮商品の開発、 化学物質の安全管理の徹底、 生物多様性の保全、    環境リスク低減、 環境会計、 環境教育、 フロン排出抑制法対応ほか

 ●「CSR報告書 2016」の製作および開示

 ● 地域活性化活動への参画の継続

 ● ユニセフ支援活動の推進継続

 ● 爲末大学 食育学部など食育推進活動、 スポーツイベント協賛継続

(評価基準 目標通りに達成:◎ 進捗したが目標未達成:△ 進捗なし:×)

注) ●FSSC 22000 は、食品安全マネジメントシステムの国際規格である ISO 22000 と、それを発展させた ISO/TS 22002-1(または ISO/TS 22002-4)    を統合し、国際食品安全イニシアチブ (GFSI) が制定したベンチマーク承認規格。     ●HACCPは、原料の入荷から製造・出荷まで、すべての工程において危害を予測し、その危害を防止するための重要管理点(CCP)を特定して、その      ポイントを継続的に監視・記録し、異常が認められたらすぐに対策をとる手法。

  ●AIB フードセーフティ(GMP)監査 ・ 指導システムは、製品製造および管理のための食品安全環境を整えるために、AIB が確立したシステム。主に       GMP(適正製造規範)について現場中心に点検する。潜在的な食品への危害を取り除くことが目的。 CSR 部会が ISO26000 の中核主題フレーム

ワークを活用し、バリューチェーン各段階の 社会的課題を抽出

CSR 重要課題の特定プロセス

  当社では、以下のプロセスでCSR 重要課題を特定しました。

●専門家の意見

 ●アンケート結果(お客さま、お取引先さま、株主・投資家さま、従業員など) 

 ●他社事例

(12)

「 信 頼され評 価される企 業 」であり続けるために 、

公 正で効 率 的な企 業 活 動 に 努 めています。

コーポレート ガバナンス

コンプライアンス/

リスクマネジメント

経営の基盤

経営の基盤

C S R

第191回 定時株主総会 選任・解任

連携 連携

選任 解任

選任 ・ 解任

株主総会

取締役会

(社外取締役2名含む)

業務執行 執行役員

会計監査人 監査役

門 監査

役員会

(取締役、監査役、 執行役員が協議)

行動規範、行動指針、業務分掌・ 決裁手続規程、企業倫理ヘルプライン

株主総会での取り組み

 日本製粉グループは、食品製造会社として「食の安全・ 安心」の確保を第一とし、おいしさや機能性を追求した商品 をお客さまに安定して提供することを通じて、社会に貢献する 「信頼される企業」となることを理念としています。

 この理念のもと、さまざまなステークホルダーの皆さまからの 信頼に応えるためには、「コーポレートガバナンス」の確立が 重要な課題であると認識し、その実現に向けた経営基盤の 整備を進めています。

 当社は取締役会の監督機能の実効性を高めるため社外 取締役を選任し、取締役の業務執行の監査が独立して行わ れるため社外監査役を選任しています。

 社外取締役は、取締役会を通じて内部統制の状況などの 報告を受けています。

 社外監査役は、会計監査人から年度の監査計画、監査 方針、監査内容などについて報告や説明を受け、情報交換 を行うとともに、内部統制部とは、業務の適正性、効率性、 リスク管理の確立状況について、適宜情報を交換しています。

 取締役(社外取締役を除く)の報酬は、株主総会で決定 された報酬限度額の範囲内で定める基本報酬とストックオプ ション報酬で構成されています。

 社外取締役、常勤監査役および社外監査役は、固定報 酬のみとなっています。

 株主総会は株主さまとの貴重な対話の場です。

 当社は、株主さまの株主総会議案の十分な検討期間を確 保するため株主総会招集通知の早期発送に努め、自社ウェ ブサイトで開示しています。株主総会議決権行使はインターネッ トでも行使ができるようにしています。

 2015年6月開催の株主総会では、株主総会招集通知の 見やすさの改善に取り組み、書面サイズを大型化し、ユニバー サルデザインフォントを採用しました。

 株主総会議事では、ナレーションやモニター画面を使用して 報告を行っています。会場では当社商品の展示を行い、株主 の皆さまに当社をより深くご理解いただけるよう努めています。  当社は監査役制度を採用しています。

 取締役は当社事業に精通した人材を中心とすることが最適 であると判断しており、監督機能の実効性を高めるため社外 取締役2名を選任しています。

 取締役会で重要な業務執行決定と業務執行監督を行い、 執行役員が取締役会の授権のもと業務執行を行うほか、業務 執行に関わる重要事項の協議のため、全取締役と執行役員 による役員会を設置しています。

 監査役は2名が常勤監査役で、社外監査役を2名選任し、 4名で構成する監査役会で決定した監査方針のもと、取締役の

業務執行の監査が独立して行われる体制を整備しています。

●コーポレートガバナンス体制

WEBコーポレートガバナンス報告書

http://www.nippn.co.jp/ir/announcement/governance/

コーポレートガバナンスに関する考え方

コーポレートガバナンスの体制

役員報酬

(13)

「 信 頼され評 価される企 業 」であり続けるために 、

公 正で効 率 的な企 業 活 動 に 努 めています。

コーポレート ガバナンス

コンプライアンス/

リスクマネジメント

経営の基盤

経営の基盤

C S R

下請法研修会

本店 防災訓練

横浜工場 防災訓練

反社会的勢力への対応

個人情報保護への対応

 日本製粉では、行動規範、指針の遵守を徹底するコンプ ライアンス活動を推進しています。

 当社グループの事業活動を取り巻くリスクは多種多様であり、 リスクの中にはひとたび発生すれば、人の身体や生命に多大 な悪影響を与え、当社の経営に多大なダメージを与える可能 性のある「危機」が存在します。

 当社グループが事業を継続し安定的に発展していくために は、リスクを未然に防止する対策を十分に講じ、仮に危機に 直面した緊急時には、これに適切に対処して、損害の拡大を 防止し、危機を迅速に収束させることが必要不可欠であるとの 考えから、管理体制の強化に努めています。

 「行動規範」「行動指針」に関する重大な違反、人の身体・ 生命に悪影響を及ぼすような事態、または当社グループの 経営に多大なダメージを与える事態が発生する可能性(危機) が生じた場合は、「危機管理基本規程」に基づき、社長が 最高責任者として、危機管理に応じた部署を事務局とした 体制を敷き対応します。

 当社は大規模災害に備えて、全国の事業場への衛星携帯電話 の配備、従業員の安否確認システムを導入しています。  安否確認システムの確実な運用のため、2014年度は全従 業員を対象に2回の訓練を実施しました。

 従業員の安全確保については、避難手順書の作成、食糧の 備蓄、災害訓練を実施しています。

 法令違反や社内不正など、企業倫理や法令に抵触する行 為を防止もしくは早期発見し、是正することを目的として、当社 およびニップン冷食㈱、オーマイ㈱の全従業員が相談もしく は通報することのできる「企業倫理ヘルプライン」を設置してい ます。

 通報窓口は、社内と社外弁護士の2ヵ所設置しており、本制 度の運用にあたっては、通報者保護の観点から、通報したこ とによって不利益を被らないよう、運用規程を定めています。

 当社は、「反社会的勢力対応の基本方針」を定めています。 基本方針のもと、反社会的勢力への対応統括部署を定め、 警察などと連携して情報収集に努め、マニュアルを整備するほか、 契約書に暴力団排除条項を設ける取り組みを進めています。

 当社では、「個人情報の保護に関する法律」に基づき、個 人情報管理のルールを定めるため、個人情報保護方針を 制定しています。当該方針は Web サイトで公表しています。  また、個人情報に関するお客さまからのお問い合わせに 対応する窓口を、広報部内に設置しています。

コンプライアンスに関する考え方

企業倫理ヘルプライン

リスクマネジメントに関する考え方

緊急時対応

(14)

食 の 安 全・安 心を最 重 要 課 題として、

お 客さまにご満 足 いただける製 品をお 届けします。

お客さまとのかかわり

社会と日本製粉

C S R

製粉部門 研修会 社外仕入品の

管理、調査 品質管理・

生産管理システムの 向上支援、調査

商品の安全と 問題発生時の 原因究明

連携

中央研究所

(分析センター)

安全・安心 ご要望・ご提案

報告 報告 報告 報告

調査報告 調査依頼

各事業部

営業部門/お客様センター

グループ会社各工場/委託先・仕入先工場

食品

事業本部 ヘルスケア事業部 生産・

技術本部

事案関係部署

お客さま

(消費者・小売店)

 日本製粉では、すべてのお客さまから信頼されることを使命 とし、行動規範の中でも、「すべてのお客さまに安全で高品 質な商品・サービスを提供しつづけます。」を、第一に掲げて います。この規範に則り、「食の安全・安心」の確保に向け、 商品の全プロセスにわたる品質保証体制を構築しています。 また、外部認証の取得を進めるとともに、お客さまからのご意

見などを商品設計から製造、販売にいたる各品質保証活動に 活かせるよう、社内の組織体制を構築しています。

 異物混入防止のために、最新設備導入などのハード面、 従業員による点検などのソフト面、これらを確実にするために 教育 ・ 育成面のあらゆる角度から安全の向上に努めています。  ハード面では、篩(ふるい)やマグネット、金属検出機を設置 しています。また一部工場にはエックス線異物検出機や色彩 選別機の導入も順次進めています。ソフト面では、全工程を 通じて、商品の安全が確保されるように手順を定めています。    これらの実施状況については、本店担当者による安全 基準の設定と安全査察、ISO審査機関による審査、お客さま によるインスペクションなどを通じて確認、不具合の指摘・改 善を実施しています。2014年度はグループ会社を含む全13 事業場において安全査察を実施しました。

 当社は、一人ひとりのより深い知識・技能の習得のため、 部門別に製造および品質管理全般に対する研修会を実施し ています。

 2014 年度は、製造に関する研修会(3 回)と、原材料(2 品 種)に関する研修会を実施しました。

 お客様センターでは、工場視察による品質管理の知識習 得に加え、ACAP((公社)消費者関連専門家会議)や(一社) 日本ヒーブ協議会など外部団体の研修に参加するなど、お客 さまの立場に立った応対品質向上の活動を随時行いました。 また、お客さまへの応対、製造における品質向上のために、 営業部門および工場を対象に苦情対応研修を実施しました。 ● 品質保証を担う各組織の役割

食の安全・安心に関する考え方と体制

品質管理体制の維持強化

(15)

食 の 安 全・安 心を最 重 要 課 題として、

お 客さまにご満 足 いただける製 品をお 届けします。

お客さまとのかかわり

社会と日本製粉

C S R

スタッフ便り

CS検討会

パン教室

カスタマーズ ボイス

お客さまとのコミュニケーション強化

 当社は、重要なステークホルダーであるお客さまのニーズへ の確実な対応に基づくCSの向上は企業として永遠の課題で あると認識しており、CSR活動における重要な目標の一つとし て位置付けています。

 お客様センターでは、毎月1 回「CS検討会 」を開催してい ます。開発・品質・購買・工程管理・工場といった関係部 署が参加し、お客さまからお寄せいただいた貴重な声を社内に フィードバックし、商品の改善、開発に活かしています。  また、お客さまの貴重なご意見を集約した「カスタマーズボ イス」を社内掲示板と社内報で掲載し、社内で情報を共有 しています。開発、工場、営業部門などの関係者のモチベー

ション向上、CSの重要性の意識付けをしています。

 お客様センターでは、毎日さまざまなお問い合わせやご相談 を受け付けています。お客さまに、より身近に感じていただけ る窓口をめざし、Webサイトに日々のできごとやニップン情報 をお伝えする、お客様センター員による「スタッフ便り」を公開 しています。

 また、お客様センターでは全国で年間 600件以上の料理 教室を開催し、CSの向上に取り組んでいます。本社の教室 ではセンター員が粉の保存方法や冷凍食品の温度管理の 重要性など毎月テーマを決めてご案内し、食品の正しい使い方に 理解をいただくよう努めています。

 当社では、消費者庁などの官公庁、ACAPや(一社)日本 ヒーブ協議会など消費者関連団体や、日本冷凍食品協会な どの業界団体と、消費者行政の情報収集や、当社のCSを 高める施策策定のために、年間 50件を超える勉強会、会合 などを通じて意見・ 情報交換を計画的に実施しています。

 当社では、個人情報の重要性を認識し、個人情報を保護し 適切に管理するため、個人情報保護方針を定めて遵守してい ます。収集した個人情報は、主にアンケートや各種イベントに ご協力 ・ ご参加いただいたお客さまへのご連絡や有用なお知 らせをお届けするために限り使用しています。また、あらかじめ 定められた場合を除き、個人情報の第三者への開示または 提供を控えています。個人情報は各部署で厳重に管理のうえ、 お客さまからの個人情報の開示 ・ 訂正 ・ 削除の申請への対応 を定期的に訓練しています。

 平成 27年4月1日から新しい食品表示法が施行されまし た。主な変更点として、(1)食物アレルギー表示ルールの変更、 (2)加工食品の栄養成分表示の義務化、(3)新たな機能性

表示制度が創設され、学術的根拠があれば食品の機能性表 示がより広範に認められるようになったなどが挙げられます。  当社ではお客さまの安全 ・安心を第一に、正確で有益な情報 のご提供ができるよう、関係部署が連携して準備を進めています。 ※CS:Customer Satisfaction (お客さま満足)

WEBお客様センター

http://www.nippn.co.jp/customer/

CS

の向上

商品パッケージを通した情報の提供

個人情報の適切な保護・管理

(16)

お客さまとのかかわり

社会と日本製粉

C S R

新商品の 試食

衛生管理が いき届いた 製造ライン

商品開発での徹底した管理

製造管理体制の強化

お客さまの声を活かした商品改善

 商品開発段階では、商品に使用する原材料について、 開発部で細かい検査を行うとともに、生産・技術部、 品質保証部による厳しいチェックを通し、安全・安心を 徹底しています。

 安全・安心の確保とともに、営業部門やお客様セン ターに寄せられたお客さまのご要望やご意見にも、対応 する体制を整えています。

 生産・技術部、プラント部の担当者は、年間を通 じて当社および製造部門を持つグループ会社に対し て安全査察を実施しています。また、毎年、異物絶 滅月間を設定しています(2006年から継続実施)。 2014年度もさらなる異物混入防止対策を推進するた め、異物混入のおそれのある箇所の洗い出し、安全 パトロール、安全査察などを実施しています。

 当社グループの商品は、厳しい衛生管理基準、製造 工程管理基準を遵守して、製造されています。

  工場入場前に服装チェックやローラー掛け、エアーシャ   ワーなどを行っています。

安全・安心を追求するために、それぞれの商品に応じ て定められた工程管理、工程検査を実施しています。   製造工場には、異物の混入を防止するために、製造 ラインに即したマグネット、篩、金属検出機、エックス 線異物検出機などを設置して、商品の安全性を確保し ています。

 当社グループでは食の安全・安心、そして安定供給を前提として商品の開発から出荷までのフローを構築しています。

 お客さまからのご意見・ご要望は、新商品のアイデアや 商品改善に活かしています。

 最近では、従来品の瓶に入った「アマニ油」に対し ての「開封後の品質の変化が心配」「液だれしてしまう」 というお客さまの声を受けて、酸化を防ぐ二重構造ボト ルに入ったタイプの商品を新たに発売しました。

1

2

3

商品開発

●改善事例

(ニップン アマニ油)

アマニ油と空気の接触 を防 止し、 遮 光 性 能 のある新容器を使用し ています。

液だれしにくいキャップ になりました。

開発から出荷までのフロー

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お客さまとのかかわり

社会と日本製粉

C S R

勉強会

入退場 チェックの徹底 設備の

動作確認

トラック 輸送

フードディフェンス強化の取り組み

FSSC、ISO の確認の維持・継続

物流段階での品質管理

 当社では、2008年の中国の冷凍ギョウザ事件を契機に、

食品への悪意ある犯罪行為への対策を進め、フードディフェ ンスを強化しています。

 従業員との信頼関係が基本ですが、工場の入退場チェッ ク、ビデオカメラの設置、施錠の強化などを行ってまいりま した。2014年9月には、フードディフェンス規定を改定し、

情報の漏洩防止のため「情報開示の基準」を設けました。

 当社は、品質のニップンを合言葉に工場の食品の安全・ 安心に対する体制を強化するためFSSC22000、ISO 9001など、食品安全・品質管理に関する規格の認証 を取得しています。

 FSSC22000は、GFSI(国際食品安全イニシアチブ) の認定を受けた、食品安全マネジメントシステムです。 GFSIの認定規格は、世界で通用するグローバルスタン ダードであり、国内の大手流通企業でも推奨されていま す。当社の横浜、千葉、竜ヶ崎、神戸甲南、福岡工場、 国内グループ会社のエヌエフフローズン㈱、オーケー食 品工業㈱、海外グループ会社の上海日粉食品有限公 司が認証を取得しています。

 ISO9001は、品質管理マネジメントシステムです。 グループ会社を含む多くの事業場で認証を取得しています。  

 製造された商品は、出荷前に各事業場の品質管理担 当部署が検査を行い、商品規格に適合していることを確認 します。

 商品を出荷する場合も、異物混入防止のため、商品や 出荷ラインに応じて、マグネット、篩などを設置して商品の 安全確保を行っています。

 また、商品がお客さまのもとに届くまでの流通段階におい ても、適宜、物流管理担当部署が物流会社に改善事項 の指示を行うなど、品質・衛生管理を推進しています。

出 荷

参照

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